

よく働き方改革と耳にしますが、いったい本質はどういったものか。
労働者にとっては非常に有利な政策ですが、中高年にとっては、とても気になる内容です。
簡単な言葉で説明していきますので、今から危機感をもって対策をしていきましょう。
働き方改革とは
大企業も中小企業も同じ対象として政府が行う重要政策。
様々な働き方を推奨、可能にして労働不足の解消、労働環境、
格差の改善して労働生産力の向上させる政策です。
具体的に簡単に言うと
- 正社員と派遣社員、パート等の待遇の格差をなくす。
- 残業をへらす、労働時間の短縮。
- 在宅勤務やテレワークといった労働場所、時間しばられない柔軟な労働環境づくり
- 女性が活躍できる環境や子育てしながら働ける環境づくり。
- 労働賃金の引き上げ、生産力の向上。
- 再就職支援、人材育成。高齢者の労働環境づくり
などが上げられます。
政策自体をみていると、労働者から見て、悪くないように思えますが
企業の負担は大きいです。
企業側からみると、労働者を優遇してなおかつ生産力を上げねければいけないので
企業は優秀な人材を少なく雇い、少数精鋭で経済活動を行わないといけないということになります。
政府から、企業にたいして再就職支援などの援助金はでるみたですが、中高年には厳しい
現実になりそうです。
まず、正社員と派遣社員、パートの賃金の格差もなくなります、派遣社員、パートの賃金は
少しあがりますが、中高年の中級所得層の労働時間はすくなりますが賃金は下がる傾向にあります。
今まで、基本の所得以外に残業などで増えていた収入も無くなっていきます。
企業はそのぶん、外注や比較的、給料の少ない若者や女性を雇い入れます。
労働時間の短縮や収入の減少にともない中高年は転職や副業をしなければいけなくなります。
中高年の転職は以前にも増して、高いハードルとなってきます。
企業は少数のエキスパートなスキルをもった人材と比較的給料が少ない若者、女性、高齢者で
十分なわけですから、中間のコストがかかる人材は不要となります。
この点に気づけば、今何をすれば良いかが見えてきます。
少数のエキスパートなスキルを持った人材になれば企業はあなたを雇用し続けます。
多少は給料は下がりますが、それでも少しの安定はあります。
幸い、労働時間も短縮になっていますから、この時間を有効に使い
スキルを向上させ、人材価値を高める必要があります。
また、労働時間の短縮により、空いた時間で副業や在宅ワークをして
下がった給料を補填する努力が必要です。
働き方改革で多くの中高年は行き場を失うことになりますが、
前もって予防することは十分にできます。
- エキスパートなスキルを身につける。
- 副業をはじめる。
簡単なことではありません。
十分な資産があり、運用していければこのようなことは考えなくても大丈夫です。
今、まだ資産が十分ではなく稼ぎつづけなければいけないのであれば
時間、労力はかかり、たいへんな努力が必要になりますが この方法がおすすめです。