

40代50代、この年になってきると、子どもを育て、家のローンを払ったり、場合によっては親の面倒を見たりと、
40~50代は家族のことでとても忙しい。
同時にこの年は残りの人生の分岐点で、とても重要な時期です。
残りの人生を元気に活発に過ごす人と
疲れて老いぼれていく人に分かれていきます。
進行する老化と時間
・老いを感じる。
肉体的や眼や耳の老化にともない、まだやれる、まだやらなければいけないという責任感からくる焦りがあり、
仕事にも気がぬけません。
しかし身体は確実に老化してきます。
・穏やかになっていく。
若い時は泣き言を言わず、生存競争の中枢に身を置いて、きたが、年をとってくるにつれて、悟っていき、
少々の事には動じなくなり、むしろ慈しみややさしさが前面にでてきます。
反抗心や情熱が少なくなる。若い時は何かに反抗心をもち情熱的にふち込むものも
多く毎日がエキサイティングだったのに対し、反抗心は驚くほどなくなり、
許容の範囲が大きくなっていきます。
・自分を見つめる
20代30代とがむしゃらに走ってきたのにくらべ、仕事もそつなくこなすようになり、
子供も成長して手がかかることも少なくなってきて、精神的に少し楽になり、
ようやく内面的なものに向き合える時間を持つことができる。
残りの10年20年をどのように過ごすか、どのように計画をたてるべきか?
第二の人生、セカンドライフが過ごせるように
セカンドライフの準備
未来を設計する。
40代後半、50代になって来ると、仕事面でもだいたい会社勤めの限界や自分の限界が見えてきます。
今の会社にのこり、定年まで働き続けるか、独立、起業するのか。
また老後の収入源はどのように確保するのかといった具体的な未来の予想図の設計をしっかりしましょう。
1、生活資金
老後の資金の問題も避けては通れません。何歳まで生きているのか解かりませんがし、
将来、自分自身に介護が必要になるかもしれません、家族にはできるだけ負担はかけたくないものです。
85歳まで生きると仮定して65歳から850歳までの20年間で必要な資金は夫婦として
月に32万円、年間384万円、20年間で7680万円になります。(総務省統計局の家庭調査)
毎月の出費を抑えたとしても25万円は必要になり20年間で6000万円は必要になってきます。
年金も実際にはどれぐらいあてにできるかわかりません。
数字だけ見ると、お先真っ暗です。
今から計画を立てて収入源の確保を実行する必要性の重要さがわかります。
2、住環境
若い時は職を求めて、都会やその近郊に住む必要がありましたが、残りの人生、
夫婦2人ならば物価高い都会やその近郊に住む必要もありません。
家族で住んでいた広い家も必要ではありません。掃除や維持費が負担になります。
田舎暮らしもいいかもしれません。
年をとってきたので病院、医療設備に関しては最低限必要です。
むしろ、田舎のほうが、就職先等も探しやすいかもしれません。
3、仕事
長く働いて収入源を確保する必要があります。できるだけストレスのない
職場で長期間働けるようにしたいものです。
このままあと10年、今の職場で働き続けるのか、転職をするのかという判断は
50代前半で決めることをおすすめします。 50代後半での転職は現状ではほとんど成立しいてません。
今の職場で60歳まで働けるのか、65歳まで働けるのか考えなければいけません。
40代後半や50代でまだまだバリバリ働けるのならば、その間に貯蓄をどんどん蓄え、投資に回していくのも良い方法です。
しかし、いずれにしてもどこかのタイミングで思うように働けなくなったり定年が来ますので、
ギリギリまで働くのではなく、余裕をもって計画する方が良いでしょう。
4、生きがいを持つ
周に1回でも、月に1回でも、うち込める何かをもちましょう。
趣味でもボランティアでも、できるだけ内向的なものより外交的なものの方が良でしょう。
社会と交われる時間を積極的にとりましょう。
現実的な計画をたて実現可能な目標をもちましょう。
まずは65歳の時点でどのような生活を送りたいのか実現可能な目標をたてましょう。
- その時、どこに住んでいるか?
- どんな仕事をしているのか?
- 生活資金は潤沢に準備できているのか?
- どんな生きがいをもって生活しているのか?