中高年の男性 派遣社員

一般的に派遣社員と聞くと女性が圧倒的に多いイメージがしますが、男性派遣社員も近年、増加しています。

中高年には抵抗を感じる方も多いと思いますが、現状の経済状況や年齢を考え選択肢のひとつに加え必要があります。

派遣社員 働く環境

派遣社員の男性の割合はだんだん増えてきて、男性、約45%で女性が55%となってきています。

職種的には、やはり、事務職などのオフィスワークは女性の採用が多く、男性には製造業や技術職、

ドライバーが多くを占めています。事務系は人事や管理職になりかなり低い目になります。

事務系を女性、肉体労働系を男性がその割合です。

男性派遣の職種

1、IT技術職

IT系では男性がまだまだ多い傾向にあります。

プログラマー、やエンジニアという職種柄、残業も多く、それが男性派遣社員の多い理由と考えられます。

中高年で今までプログラマー、やエンジニアをしていたならば独立やフリーランスの方が時間的な

拘束もされず、効率よく稼げます。

2、製造業

工場などで仕分け作業やライン作業などの肉体労働。正社員を見据えての、試用期間としての派遣社員が多いです。

中高年の場合、いきなり工場で正社員として雇用しても、肉体的な理由から退社するケースが多く、

そのため一定の貴下案、派遣社員として働き適正を試すと言った目的になります。

工場などで派遣社員とされて効用されるケースとしてもうひとつは、大手企業の工場などで、

税務対策等のために、大手企業が派遣会社を独自でつくり、そこからの派遣社員として工場で働くケースです。

この場合は正社員とほぼ同じ扱いの給料や福利厚生をうけることができます。

3、ドライバー

自社採用のドライバーでは人材の確保や安定して人材、労働の提供ができないことから、

ドライバー派遣を利用する企業が増えてきています。

日本ではまだまだドライバーを必要とする企業がすくなく、派遣の職種としても少ないです。

外資系企業などは、ドライバーを雇う習慣がありますので、これから伸びる可能性はあります。

4、人事職

人事部や管理部門への派遣、事務業務。中高年の男性でそれなりの経験と実績、

キャリアがあれば採用の可能性はありますが、作業重視の仕事が主な役割になります。

派遣社員は使い捨てのイメージがあり、安定しているとは言えません。40代 50代で派遣社員として5年10年と働いて、そこで切られてしまったら、次のキャリアや転職に大きなダメージを受けてしまいます。

派遣社員を選ぶ理由をよく考えて採用される必要があります。

派遣社員のデメリット

1、収入が低い

正社員の給料に比べて、基本給は派遣社員の場合低く、大きな差があります。残業に関して、

働いた分もらえるので正社員のようなサービス残業などはほとんどありません。

2、早期の契約解除

企業が派遣社員を採用する理由は、業績が悪くなれば契約を解除できると言うことです。

正社員は労働契約などですぐにクビにはできませんが、派遣社員の場合は3ヶ月や6ヶ月更新で

派遣契約を更新していくので、企業としても、揉め事なく契約を解除して人員の整理がしやすい。

3、派遣社員に対するイメージ

正社員ではない、後ろめたさや、一時しのぎ的なイメージや、

正社員になれなかったダメのサラリーマンというネガティブなイメージ。

派遣社員のメリット

1、気楽に働ける

作業さえこなしていれば、無意味な時間的拘束が少なく、サービス残業などもなく、働いた分は報酬としてもらえる。

2、人間関係のしがらみが少ない。

多少の人間関係を維持することは必要ですが、無駄な人間関係を作ることなく、気が楽に仕事ができる。

3、目前の仕事に集中することができる。

目の前の仕事や作業に集中でき、時間になれば仕事を終わり、だらだらする事もないので、

時間的な余裕ができて、習い物などの自分ために時間を使うことができる。

派遣社員も中高年になれば、転職の選択肢として考える必要がありますが、

これからどのような人生をおくりたいかによってよく考える必要があります。

すぐに飛びついてしまうと、時間や労力を消費した割りに、収入が低く、

早期契約解除になった場合はもう後戻りはできない状態になってしまいます。

自分のライフプランに合わせた転職先を選ぶべきです。

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