

50代からの人生を楽しく生きる人とそうでない人の違いはなんでしょうか?
金銭的な余裕だけではなりません。自分の人生の中でやるべきことを見つけて、
それで生活を過ごすことができれば、有意義で楽しく過ごすことができます。
55歳から測量をはじめ日本地図をつくった伊能忠敬をお手本に自分のなすべきことを見つけ、
やり遂げたことは十分、意義があり、楽しい人生だったのではないでしょうか。
自分のやりたいことをみつける。
20代のころ思い描いていた夢を、知識や経験のある今でこそ、再び組み立てて現実化にむけて
挑戦するのも悪くありません。20代のころにスタートするより、
知識もある分だけ、リスク分散もでき、ゴールまでの最短距離をイメージできるはずです。
若い頃のように、バイタリティやスピードはないかもしれませんが確実に夢に向かって
進めるのではないでしょうか?やりたいことを出来ない要因として、経験や知識があるのもわかります。
現実的に考えてストッパーをかけてしましまうのも経験や知識があるからです。
夢の形を少し変えてみる方法もあります。
年齢や経験、知識を加えてより現実的に叶えられる夢に少し夢ややりたいことに変化を加えて計画してみる。
また、同じような夢を持っている仲間を集めて、お互いに補い合いながら現実化に向けて努力する。
退職後、定年後のゆっくり過ごしたい。
今までの仕事や子育てに忙しすぎて退職後、定年後のゆっくり過ごしたいと考えるかたは少なくありません。
しかし、何もすることのない、日常は人生の彩りに欠け、つまらないものになってしまいます。
自分の健康状態についても、のんびり生きている方が変化に気づきにくく、気がついたら、
即入院なんてこともあります。
現役時代のようにあくせく動きまわる必要はありませんが、適度に生活にメリハリをつけて、
少し刺激のある生活をおくることをおすすめいたします。
いつまでも若々しく過ごす為の趣味と学び
若々しくいられることは、50代以降では重要なことです。
その為には、情報による感性の刺激が常に必要になります。50代だからといって、
年相応な趣味などをする必要はありません。昔とは違って、年代ごとに区切るような考えは不要です。
若者と混ざって同じように学ぶことや、遊ぶことも適度にしていき、感性を刺激していきましょう。
気を付けなければいけないことは、年上だからと横柄な態度や、感情を表にだして若者たちと一緒に
過ごすことはひかえましょう。そのような態度をしていると、誰も相手にしてくれなくなります。
卑屈になることはありませんが、謙虚さは忘れてはいけません。
楽に過ごせる人間関係をつくる。
もう会社組織に属してはいないので、自分の気の合う人と無理のない人間関係をつくりましょう。
無理に他人に合わせることはこれからの人生でマイナスでしかありません。
だからと言って本音でつきある人が良いと考えて、あなた自身も本音でなんでもズバズバ言っていると、
あなたのまわりから人は離れていきます。
マナーとモラルをもってこれからの人間関係を築く必要があります。
むしろ、相手の話をよく聞き、適切な意見やアドバイスを客観的に話せる人になるように心がけましょう。
わがままに生きてみる
社会の変化とともに、社会自体の価値観も変化しています。
例えば、あなたが昔、働いていた時代は残業なんて当たり前で、毎日毎日遅くまで働き、
土曜日曜日も仕事、仕事でそれが評価されていました。しかし今は残業が非効率でムダであり、
業務が多ければ外注化というように180度変わってきています。
しかしもうそんな社会の仕組みに振り回されるのではなく、自分らしい生き方や価値観をもって、
社会と接していく。
あなたなりの価値基準をきめて、社会をみてみると新しい発見ができ、自分らしい生き方をみつけることができます。
しかし、決してそれは相手に押し付けるものではありません。人それぞれ価値観が違います。
50代からの人生は経験や知識がある分だけ合理的に計画をたてることが可能です。
しかし多くの人、特に男性は楽しく生きるという計画をたてようとしません。
余生を楽しむということは、人生を振り返ることもでき、有意義なことですが、どうしても、
余生を考えることは現実から逃げている、負けを意味すると考えてしまいがちです。
50代後半や60代の男性が残りの人生を楽しく生きることが出来ない理由がここにあります。
あなたの人生は誰に左右されることはありません。他者を気にして今から、計画を立てておかないと、
残りの人生を楽しく過ごすことはできません。