

中高年の転職活動で上手くいかない人のおおきな特徴は「自信の喪失」です。
無理もありません。多くの中高年の転職者は自信を喪失してしまいます。
以前の会社では長い間勤めてきて、それなり業務をまかされ、こなしてきました。
部下からも頼られ、いろいろな問題も解決して、成果も上げてきました。
しかし退職、転職活動をはじめてみて、なかなか転職先も決まらず、数社、
不採用になっていくと、以前持っていたプライドや誇りもボロボロになって、
自信を喪失してしまします。
日本人の特徴である謙虚さもかなりの影響がありますが、自信の喪失はとくに
まじめな中高年には多く見られます。
自信がないと感じること
- 年齢が高い。
- 希望年収に見合う求人が無い。
- 転職回数が多い。
- 専門性や高いスキル、充分な経験が無い。
- 今までの職種に一貫性が無い。
- 失業期間が長い。
- アルバイト、契約社員、派遣等の非正規雇用の経験が長い、回数が多いこと。
- 転職先企業、採用担当者に自分をPRできる材料が無いこと。
- 自分が何がやりたいのか、はっきりしないこと。
いろいろ考えてよくわからなくなっていきます。
また、採用担当者も「退職理由」「職種に一貫性が無い」「転職回数が多い」「失業期間が長い」
など答え肉部分を聞いてきます。
結果、答えられなくなってしまい、より自信を喪失していきます。
これを繰り返していると、不採用がつづき精神的にまいってしまい、条件を下げて、
何でもいいから採用してほしいという気持ちになってしまい、
最悪の場合がブラック企業に就職してしまいます。
ネガティブな考えを捨てる。
主動的な行動として、すべてを置き換えてみる。
事実は変えることはできませんが、自分の気持ちの取りようはいくらでも変えることができます。
ひとつひとつに理由を考えて、主動的な行動にしていきます。
「あえて自分はそうした、なぜならば・・・」と言うマインドです。
「リストラになり、自分はあえてチャンスと考えて転職の道を選んだ、なぜなら、リストラを行うような企業に将来性を感じなかったし、自分の能力を活かせる企業で働けるチャンスを感じたから」
「転職回数多く、職種に一貫性が無いのは、あえて多くの経験を積みたかった、なぜならば、これからに必要な自分にあったスキルを見極め、身に付けたいと考えているから。」
などと言ったように、ポジティブな主動的な行動として自分のマインドにする。
企業側も自信のない中高年は必要ありません。社内にも悪い影響がでてしまします。
同じように、過去の経歴や実績についてもポジティブに自分なりの解釈をしていきましょう。
しかし、これは自分のマインドのことであって、事実をネジ曲げたり、
事実に反する嘘はよくありません。
謙虚さは時に臆病に映ったり信が無いようにも相手に映る可能性があります。
人間関係においての謙虚さは必要ですが、自分の能力やスキルには謙虚さは必要ありません。
自分を売るセールスと同じと考えてください。
あまりに自分を高く評価して、風呂敷を広げてしまうと期待はずれになってしまうと
考えてしまい謙虚になりがちですが、転職後も誠実に努力を惜しまず、
成果を出し続けれよいだけです。
中高年の転職は厳しい状況ですが、ポジティブな思考を持って活動していきましょう。
あなたの家族やあなたを支えてくれている人たちはあなたを信用して応援してくれています。
そのあなたが自信を喪失していてはその期待に答えることができません。