

更年期障害といえば女性に多いイメージがありますが、男性にも起こります。
はやい人で40代後半、50歳前後で男女とも更年期障害に直面します。
ホルモンのバランスがぐずれ、症状がでてきます。
個人差によってさまざまなケースにわかれますが、上手に向き合って、乗り切りましょう。
女性の更年期障害の原因
40歳から55歳ぐらいに卵巣から分泌される女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)の
分泌量が減少し、脳の自律神経中枢の働きを混乱させます。
男性の更年期障害の原因
45歳から65歳ぐらいに男性ホルモンのテストステロン、成長ホルモン、メラトニンなどの
分泌量が減少するために起こります。
筋力や性欲・性機能の低下、骨密度の低下、脂肪蓄積、不眠やうつ状態になります。
更年期障害は男女とも個人差があり、症状の強い人もいれば、症状の弱い人もいます。
更年期障害の症状
1、ほてりやのぼせ
自律神経の混乱のため、体温調整がうまくいかず不安定になり、少しの感情の変化で身体が
熱くなったり、少し動いただけで、大量の汗がでたりします。
2,不眠
精神が不安定になり、考えすぎてしまったり、少しのことでイライラして寝付きにくくなります。
3、うつ症状
憂うつな気分になり、気分が落ち込んだりして、うつ病のような症状がでる。
4、動機、息切れ、めまい、耳鳴り、頭痛、吐気
自律神経の動きが混乱しておこります。
5、尿漏れ、残尿感
泌尿器周辺の筋肉が衰えるためにおこります。
6、間接痛、腰痛、肩こり
関節を滑らかに動かす働きが低下したり、筋肉が衰えるためにおこります。
7、手足の冷え
自律神経の乱れから、体温コントロールが上手くいかず起こります。
8、白髪、抜け毛
ホルモンバランスが崩れ頭皮の血液循環、発毛サイクルなどに影響を与えるためにおこります。
9、歯周病の悪化
唾液の分泌が少なくなり、口の中の浄化作用が低下するためにおこります。
10、手足のしびれ
皮膚の知覚神経に異常が生じ、蟻走感を感じます。
更年期障害の対策
1、趣味をもつ
自分の好きな没頭できる趣味をもつ。気をまぎわらし精神的に明るく前向きなり症状も
軽くなります。
2、サプリメントや漢方薬をとる。
ホルモンバランスを整える効果のあるサプリメントや漢方薬を摂取して症状を軽減する。
3、ホルモン補充療法や投薬治療を受ける
あまりにもひどい場合、医師の指導のもとホルモン補充療法や投薬治療を受ける。
更年期障害は人それぞれで、症状が違います。
まじめで家族や周囲のために自己犠牲をする人に多くみられます。
日頃からトレスをためないように、小さな事にくよくよしないで毎日をゆったり
過ごすようにする事をこころがけ、食事のバランス、適度な運動を行っていくことが
症状を軽減させる最も有効な方法です。