

転職を決める前に!
40代 50代の中高年の転職を決めるときに、もう一度考えて欲しいことがあります。
中高年の転職は簡単ではありません。
一時の衝動で安易に退職してしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
退職届を出す前に振り返って考えてみましょう。
- 自分のプライドの高さが悪い方向へむかっていないか?
- 退職後、就職活動時の備えはあるのか?
- 転職後、収入がダウンしても大丈夫か?
1、自分のプライドの高さが悪い方向へむかっていないか?
仕事の経験や実績が積みあがってくると、プライドができて当然のことですが、
そのキャリアにたいするプライドと自分自身のプライドが一緒になっている場合があります。
自分の権利や待遇を周囲と比べてしまって、プライドが傷ついたり、
過度を会社や周囲にかけて、自分自身の扱いを「こうあるべきだ」と決めてしまったりして
プライドが傷ついていると感じてしまう。
この状態で退職を決めてしまうと、転職後、新しい会社でも煙たがられる存在になり、
同じように退職してしまいます。
2、退職後、就職活動時の備えはあるのか?
40代 50代の転職活動は思っている以上に時間がかかると考えましょう。
転職活動期間で十分な資金の蓄えがなければ焦ってしまい、条件を引き下げて
転職を決めるようになってしまいます。
3、転職後、収入がダウンしても大丈夫か?
中高年の転職の70%の人が収入ダウンしています。
マイホームのローンや教育費のことを十分考えて、生活の見直しも必要になってきます。
貯金や資産運用を同時に考え生活を維持する必要があります。
一時的な感情で退職を決めて転職することは止めましょう。
家族のいる方は家族と相談して生活の見直しお含めて考えるべきです。
経済的にどれぐらい余裕があるのかを考えたうえで退職、転職をしましょう。
転職前, 在職中にしておくべきこと
・実績やキャリアの棚卸し
1、実績や経歴、
(業種、職種、プロジェクトでの功績、部署ないでの功績)
2、働いている会社の事業内容、実績、社内構成
3、自分の部署の仕事の流れ、具体的な内容
4、顧客や取引先
5、社内での立場、役割
・家族との話合い
転職を成功させるには、家族の協力が必要です。転職期間中の資金的なことや
精神的な支えになってくれます。
とくに、転職活動を続けていくと、不採用の多さにおどろき、精神的にもまいってきます。
そんな時に支えてくれるのはやはり家族です。
・友人・知人はじめ周囲の信頼関係を築く
中高年の多くの転職成功者は友人や知人の紹介といったケースです。
転職サイトや転職エージェンシー、ハローワークなどを利用と平行して、
友人や知人などにも声をかけて紹介や斡旋してもらうことも必要になります。
日ごろから信頼関係を築き、大切にする必要があります。
40代 50代の中高年の転職活動は簡単ではありません。
仕事上のストレスや人間関係のストレスなどの一時的な感情で退職を決めてしまう前に、
自信のプライドを一旦、横に置いて冷静に考える必要があります。
まずは転職というものが頭によぎった時点で、準備を始めて、
十分に準備ができた時点で決めましょう。