

40代 50代 中高年、特に男性は50代を過ぎて人生のターニングポイントを迎えます。
最近はとくに50代といっても、見た目は初老にも見えず、若々しい感じがして、
生涯現役という考え方もありますが、現状を継続していくと、体力的や社会的な信用、
信頼などでおもわぬところで、高齢者扱いされてしまいます。
会社で働き続けていても、65歳前後で定年を迎えて、新たな自分の進むべき道を
行かなければいけない状態になります。
50代を迎えて体力・思考力・応用力・記憶力・ヤル気・向上心がまだまだあるうちに、
生涯現役として働ける新たなレールに進む分岐点(ターニングポイント)を意識する
必要があります。
・仕事について考えてみる。
- 人生涯この仕事を続けていけるのか?(おもしろくてやりがいのある仕事なのか?)
- 人生涯働き続け、収入を得ることができるのか?
- 人生を後悔しないために、やり残したことはないのか?
1、生涯この仕事を続けていけるのか?
今の職業はあなたが若かった頃に夢に描いていた職業でしょうか?
生涯、その仕事を続けて後悔があるかどうかを問いかけてみてください。
50代の方が初めて就職したのは、バブル経済の頃で誰もが浮かれていた時代です。
勢いで就職した人も少なくありません。20-30年働き続けて、仕事もそつなくこなすように
なっているでしょうが、今の仕事が本当にやりたかったことなのか、
おもしろくてやりがいのある仕事なのか、他にやりたい仕事はないのかを考えてみる。
2、生涯働き続け、収入を得ることができるのか?
ある程度、資産をすでに作っていて、将来、資産運用で暮らしていけれるだけの余裕があれば、
このような心配はいれませんが、定年後、老後の収入の心配は生きている限りついてまわります。
生涯、働き続けられ収入を得ることができれば、少しは安心できます。
会社員の場合は定年退職やリストラというリスクがあります。働けても65-70歳前後までで、
それ以降の年齢で雇ってくれる会社はほとんどありません。
3、人生を後悔しないために、やり残したことはないのか?
人生でやり残していることや、やってみたかったことはありませんか?
自分の人生、後悔して終わらないように。50代になると、子供も成人近くなり有る程度、
手がかからなくなり、時間にも余裕がでてきます。
今までできなかったことにチャレンジする時間もとれるようになってきます。
仕事に関して、20-30年勤めあげて実績や経験、能力、スキルも積みあがってきて、
仕事も無理なくこなせるようになってきた頃ですが、人生のターニングポイントと考えて、
仕事や働き方について考えてみましょう。
早い段階で、第二の人生の道すじをたてることが、老後、定年退職後に有利に作用します。
・生活について考える
1、断舎利をする。
家庭をもって生活していると、必要なものはどんどん増えていきます。
家の中を見渡せばたくさんの物に溢れていることでしょう。
断舎利を行い最低限必要なもののみ残す。物をすてるには勇気が要ります。
どうしても思い出のつまった物は捨てにくいですが、デジタル画像などにして保存し、
身の回りを軽くしましょう。気分も同時に軽くなります。
2、引っ越す。
子供が成人して、別々に暮らすようになれば、大きな家は必要ありません。
パートナーと二人ならば小さな家に引越し、無駄な支出も少なくしていきましょう。
仕事がら都会や郊外に暮らしていたならば、思い切って田舎暮らしもいい選択です。
自然に囲まれてくらすと、肉体的にも、精神的にもストレスが軽減されます。
また人間関係も一新できます。
人生の分岐店(ターニングポント)と聞くと、どうしてもリタイアのイメージが強いですが、
リタイアではなく、自分自身に納得いく充実したより良い第二の人生を再スタートさせるために、
今までつみ重なったものを整理して、身軽して始めると言うことです。
何も意識しないでいると、準備もできないまま人生の分岐店(ターニングポント)を
迎えてしまい、不本意な老後をおくってしまう結果になっていしまいます。