

80歳ぐらいまで生きるとしたら、あと30年ほどの余生となります。
残りの人生はもう長くはありません。
過去の30年間よりも、もっと短く感じることだと思います。
しかし、仕事上では、経験もあり、色々な問題に関しても処理する能力もついています。
子供たちもある程度育ち、手のかからないようになり、日常に起こることも
だいたい予測がつくことでしょう。
人生のテーマを考える。
人生の残りの時間と、その間に出来ることには限りがあります。
何に取り組むべきかを50代の前半には決める必要があり、準備にとりかかるべきです。
残りの人生をいかに充実させるか、有意義に余生をおくるかを考えてみること。
人生の終末で悔いのないように、「やり残していること」や「やりたいこと」をすることが重要になってきます。
自分の事を再認識する。
自分自身を再認識することによって「自分のできること」を正確に知る必要があります。
能力、経験、性質、性格、好み、時間、体力、環境、人脈など。
もう自分を変える必要はありません、自分自身の長所のみに集中して過ごしていきましょう。
第2の人生の準備は急ぐべき。
第2の人生を定年退職後にスタートさせると、退職前の数年間は、仕事への意欲も低下し、
時間を無駄に過ごす恐れがあります。
さらに転職や企業など定年後の可能性も狭まり、第 2 の人生を充実させることが難しくなります。
何事も本格的に踏み切るかなり前から助走するほうが上手くスタートを切ることができます。
やはり、健康と体力が一番、重要。
60 歳以降、どんな経験が訪れ、何を感じるのかは、正直わかりません。
いろいろと思考をめぐらせていても、結局、健康や体力がないと行動も起こせないし、
持続もできません。健康維持だけではなく、基礎体力の向上にも努めること。
基礎体力が低下すると、健康の維持そのものが、難しくなります。
身体的な活動だけではなく、精神的な活動のためにも、基礎体力が必要です。
第2の人生を始めるにあたり、あまり悲観的にならないようにしましょう。
年齢とともに衰えは必ず来るものだし、死も避けようのないことです。
せめて最後には「いい人生だった。」と思えるように、やりたいこと、
やり残していることをやりきり、去っていけるようにしたいものです。
その為には残りの人生を「楽しむこと」、「味わうこと」 が重要なポイントとなります。